スリランカの魅力を伝えたい!

年間5~6回スリランカを訪れる私が感じるスリランカ。

バティック工房の見学

こんにちは、Minamiです。

昨日お買い物をした、バティックショップの工房へお伺いしてきました。

 

バティックの作り方が気になると話していたら、ご好意で見せてもらえる事に。14時から午後の作業が始まると言われたので昼過ぎにを目指して行ってきた。

 

バティックの作り方を調べてみると、ろうけつ染と言われる伝統的な染め方ので作るようだ。ろうけつ染とは、溶かした蝋で生地に柄を描き、その生地を染色する。蝋を塗った部分は白く染め抜かれ、複数の色で染める場合はこの作業を繰り返していく。

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工房を見させてもらうと、まずは生生地に溶かした蝋で柄を描いていく。全て手作業で同じ柄もひたすら繰り返しだ。描く時は蝋の温度が重要で、温度が高すぎても低すぎても上手く描けないようだ。職人さん達は温度計があるわけではなく、蝋をすくった感覚で火加減を調整していた。

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柄を描いたら染色の液に浸した後に、6個の釜で順番に煮沸していく。煮沸の日は週に1度だけのため、この日は見られなかった。煮沸の時間や温度、水の量によっても染め上がりの色が変わってくるため、同じ色合いは二度と出せないようだ。

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釜で煮たら、天日干しして完成。

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せっかくなので、蝋で柄を描く作業をやらせてもらった。鉛筆で下書きがしてあるので、それをなぞるだけなのに結構難しい。円錐の形をした道具で、蝋を垂らしていくのだけれど、蝋の量の調整が難しくて下書きの線からはみ出てしまう。失敗しても蝋は簡単に落ちるようなので、ぐいぐい描いていいよっと言われる。無心で作業していくと、結構ストレス発散になった。

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バティック柄は、とても手間のかかる染物だと感じた。でも色合いも柄も、同じものができないので面白い。次回は柄を描いてもらって、オリジナルプリントでワンピースでも作ってみようと思う。

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Negombo,Sri Lanka