スリランカの魅力を伝えたい!

年間5~6回スリランカを訪れる私が感じるスリランカ。

インドマイソールの振り返り

こんにちは、Minamiです。

帰国後1ヶ月以上経ってしまったけれど、インドマイソールの事を振り返る機会を作らなかったので少し振り返ってみます。

 

「また行きたい?」っとよく聞かれるが、今は「絶対また行く!」っと即答できる。

けどインド滞在中はまた来たいなんて、全く思ってなかった。インドを発つ日は「脱出〜」という気持ちの方が強くて、再び訪れるか分かんないなっという気持ちだった。

 

インド生活で本当に本当に楽しかった時間は、アシュタンガヨガの練習時間だ。2019年11月から約2ヶ月間、Shri K. Pattabhi Joissシャラのサラスワティ先生の元で、毎日練習をさせてもらった。

 

スケジュールはこんな感じ↓

【月〜木】  朝5時からマイソールクラス

【金・日】  朝6時からフルプライマリーレッドクラス

【土】         休み

※月・水・金は10時からチャンティングクラスと、サンスクリット語クラスに出ていた。

 

朝4時前に起きて、真っ暗の中ホテルから歩いてシャラに向かう。練習時間はたったの2時間程度。短い練習時間の中で、今自分ができる最高の練習をする。指先まで神経を集中させて、一回の呼吸を大切に行う。ひとつひとつのポーズに拘るより、とにかく気持ちよく練習する事を目標にした毎日だった。っというか、他のことを考える余裕がなかったんだと思う。(なので人のマットにはみ出して、中国人の練習生に足をチョンチョンっとつつかれたりしていた)

 

アシュタンガヨガのマイソールクラスは、決められたポーズの順番に沿って、自分のペースで練習を行う。ポーズは先生の判断で生徒に与えられ、勝手に次のポーズに進むことはできない。私が練習をしていたサラスワティ先生のシャラは約60名くらいマットが並べられ、1人終わったら新しい練習生が入れ替わってマットを敷くという感じの大きなシャラだ。(アシスタントの方は、5〜8名いてアシストやアジャストをしてくれる。)

サラスワティ先生は足が悪くてステージの上から動けないけれど、ステージの上から「Can you catch?」っと、私が出来ないポーズになると毎日毎日聞いてくれていた。こんなに沢山の生徒が練習している中で、毎日自分の事を見ててくれるのがとても嬉しかった。先生に依存して練習しているつもりはないけれど、やっぱり声を掛けてもらえると意識が高まる。頑張るぞ!っと思える。そして世界各国から集まった、沢山の練習生のエネルギーに包まれて練習するのは日本で経験した事がなく最高だった。

 

そんな練習時間がとても充実していて、愛おしくて、気持ちよくて、大好きな時間だった。

 

 

そして、その練習以外の全ての時間が苦痛だった。理由は挙げだしたらキリがない。。。

レストランやホテルが衛生的でない。道に牛の糞が落ちている。野良犬がたくさんいる。排気ガスがすごい。常にクラクションがうるさい。知らない人が、永遠と話しかけてくる。歩いているとおじさんが「I love you」と言って付いてくる。道がボコボコで歩きにくい。そもそも歩道がない。腐った野菜も、賞味期限切れのヨーグルトも平気で販売している。後でやると言って、大体やらない。明日入荷するっと言って、1週間後に入荷する。お店の商品が埃をかぶっている。3日間くらい同じTシャツを平気で着てる。レストランのオヤジが「食べ方教えてやるよ」っと言って、私の皿の上の食べ物を触る。など。

 

私の標準とインドの標準が大きく異なり、最初は全く受け入れられなかった。そして最初の1ヶ月間、それが全て身体に出た。毎日練習が終わると発熱し、外食したら食あたりになり動けなくなった。ダニに刺されまくり、夜中に取り替えてもらったマットレスでもまたダニに刺された。インド人の男の子にバイクで付きまとわれ、外出するのも恐怖になった。

 

そして不思議なことに少しずつ、その環境に馴染んでいった。

熱のせいで、練習以外は大人しくしていたので練習に集中できた。食あたりで食べれなかったので、身体が軽くなった。付きまとわれている事をホテルの方に伝えたら、危険な時は送迎してくれた。ダニはシーツを買って、自分で洗濯するようになったらいなくなった。

 

そして何となく、受け入れられるようになった。

 

インドマイソールにはアシュタンガヨガに集中できる環境がある。同じ目的を持った練習生が世界中から集まり、この環境で生活し、同じ場所で練習する。練習のために食事の時間とタイミングに気を配り、寝て起きる時間を調整する。全ては練習が中心だ。東京に住む私との生活水準は異なるけれど、ヨガのことを考えると本当に本当に贅沢な日々が過ごせる。

 

だからその贅沢をしに、再びインドマイソールに行ってもいいのかなっと最近思う。

 

滞在していた2ヶ月で何かができるようになったり、自分の気持ちや考え方が大きく変化したわけでもない。予想外の何かがあったわけでもないし、特別な経験をしたわけでもない。私は何一つ変わらず、私のままだった。でもたったひとつ気付いたことは「毎日毎日、その日の最高の練習をしたい!」と思った。

 

全然まとまらなかったけど、今はそんな気持ちです。

出会った人とか、細かい生活の事とかはまた改めて。。。

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Tokyo,Japan