こんにちは、Minamiです。
アーユルヴェーダスクールの運営をしたり、ヨガインストラクターをしたりしながら、日本とスリランカを行き来しています。
Amaragedara(アダラゲダラ)という、田舎へ行ってきました。目的はクジャクヤシの蜜であるハクル(ジャガリー)を取りに行くことです。
お世話になったのは、ダンミファミリー。家族全員で、キトゥル製品を作っています。作る過程は大変で、この村には孔雀椰子に登れる人が2人しか残っていないそうです。
ダンミファミリーの役割は、お父さんが木に登って蜜を取りに行きます。蜜は早朝しかとれません。
そしてお母さんやおばあちゃんが製造を担当します。おばあちゃんはキャリア60年の経験があります。
14歳の娘さんと8歳の息子さんは、その様子をずっと見守っていました。
ここは電波も届かないほど田舎で、外国人である私が訪れたことをとても喜んでくれました。初めて見た外国人が、日本人の私だったみたいw
娘さんが私のことをずっと盗撮していたので、話しかけると『セルフィー一緒に撮ろう!』っと一瞬で仲良くなりました。
とにかくとっても可愛い!
ハクルは孔雀椰子の蜜を煮詰めて、ポル(ココナッツ)の容器で固めたものです。煮詰めて容器に移すタイミングなど、それなりに経験が必要です。少しだけ体験させてもらいましたが、かき混ぜる手がどんどん重たくなっていきました。
出来上がったものは、乾燥させたバナナリーフに2個づつ包みます。おばあちゃんが手際よく包んでいきます。ビニール袋などは使わず、ナチュラルで気持ちがいい。
ジャガリーはアーユルヴェーダでも使われていて、特に糖尿病の患者さんでも食べられる糖です。紅茶やコラキャンダ(ハーブのお粥)と一緒にかじって食べます。
スーパーマーケットなどでも売られていますが、最近はほとんどの商品は砂糖などがミックスされています。100%ピュアなものは、キレイに割れずに崩れてしまうものです。黒糖よりも柔らかくて、気温が高いと溶けてきます。
この日は日本に持ち帰る用に、小さめのサイズを作る予定でしたが上手くいかず。また日を改めて作ってもらうことになりました。ここまで来るのに往復5時間ですが、日本の常識は通用しません。子供たちの笑顔に癒されたので、負けずに頑張ります。
おもてなしを受けて、フルーツのお土産をいただき、くねくね山道を帰ります。
Sri Lanka,